こどもの森に「こど島」出現!?
2025年10月6日
昨日の大雨が嘘のように晴れた日のこと。
「今日は何して遊ぼうかな〜」と、男の子ふたりが園内をウロウロしていると、
泥んこエリアに大きな水たまりができているのを発見!
それを見たふたりが大興奮。
「池ができてる!こどもの森の中の池だから……“こど湖”だ!!」
素敵な名前まであっという間に決まりました。
その目はキラキラと輝き、ふとひとりが言いました。
「この水、遊べないかな?」
そして、にっこり笑ってひとこと。
「そうだ!島を作ろう!」
「俺たちだけの島!カッコいい!!」
そう言うやいなや、スコップを手に島づくり計画がスタートしました。
湖の中心を目指して、泥を集めては投げ込み、足で踏み固めていきます。
「どう?固まった?」
「ダメだ〜!フワフワして沈んじゃう!」
「もっと土だー!こど湖の中心に投げて!」
「投げるよー!踏み固めてー!」
と、何度もやり取りしながら、根気よく挑戦し続けるふたり。
少しずつ、少しずつ、“島”が形を成していきました。
ようやく島らしくなってきたころ、今度はこんな声が。
「島ができたけど、どうやって渡る?」
「橋を架けようか!」
今度は木の板を見つけてきて、“こど島”にかけてみることに。
……でも、いざ渡ろうとすると、橋がぐらぐら、そして沈没。
「あ〜〜〜!沈んだ〜〜!」と大笑いしながらも、すぐに次の作戦を考えるふたり。
そして、閉園の時間になり、ふたりは言いました。
「もう時間だ!明日続きやろう!」
「俺、島の構想考えとくわ!」
時間ギリギリまで、全力で想像し、挑戦し、笑って過ごした1日でした。
さて、明日はどんな“島物語”が待っているのか?
こどもの森には、今日も小さな冒険者たちが誕生しました。
そんな島づくりの様子を見守っていたプレーリーダーのだいちゃん。
橋が沈んでも笑いながら「じゃあ次どうする?」と前を向くふたりの姿に、「たくましいなぁ」と思いました。
うまくいかないこと、思いどおりにいかないことも、遊びの中では大事な経験です。
それを「失敗」ではなく、「おもしろい出来事」「次の挑戦のヒント」として受け止めていく姿勢は、私も見習いたくなるほど(笑)
「ダメだった〜!」と笑い合い、「じゃあこうしよう!」と動き出す。
その切り替えの早さと、くじけない気持ちが、遊びの中でキラキラと輝いていました。
でも、私はそう思いましたが、
「失敗したかどうか」「どこまで進めたか」「完成したか」なんて、ふたりにとってはきっとどうでもいいことなのかもしれません。
だって、遊びはまだ途中。先のことはわからない。
ワクワクした表情で遊ぶふたりを見ていると、今日の“島づくり”はひとまず終わっただけで、
きっと明日も、ワクワクする島づくりが展開されると予想できます。
大雨後の自然のフィールドと、こどもたちの「ひらめき」が遊びを生みだした一場面でした。




