練馬の原風景!~練馬大根の収穫~
2016年1月20日
みなさんの心に残っている原風景ってなんでしょう?
僕は畑から出てくる土器を集めたのが、今も心に残っています。
練馬区は23区の中で最も農地の多い区です。
その中でも江戸時代より作り続けれられてきた練馬大根の畑は、
練馬の原風景の1つだったのではないでしょうか?
そんな練馬の原風景を、今の子ども達にも体験しながら知ってもらいたい!
ということで農園マスターの子ども達と練馬大根を育てて収穫、たくあん漬けまでしました。
9月に種まきをしてから3か月。
段々と大きくなって、葉っぱがわさわさ。さぁ、収穫だ!
うんとこしょ、どっこいしょ!せーの!
そんな声が響き渡る練馬大根の収穫。
1人の力じゃなかなか抜けない。
そこのお父さん、手伝ってー!と自分のお父さんじゃなくても呼んじゃいます。
獲れたー!
おっきーい!おもーい!
長さはなんと110cm、重さは2kgを超えました。普通の青首大根の2倍以上の大きさ。
親子で楽しくなっちゃいます。
さてさて、収穫した練馬大根は洗いましょう。
右手に軍手をつけて、洗うと大根は真っ白に!こんな簡単に土って落ちるのと驚き。
たくあん漬けにするために、洗った大根は干しました。
んー、なんとも田舎っぽくて落ち着く感じが…
子ども達はどんな風に感じたのでしょうか?
1週間後、大根はグニャグニャの状態に。
漬物樽に入れるのに、簡単に曲がります。子ども達と大根を曲げながら、樽に敷き詰めていきます。
多くの子ども達にとっては、乾いた大根が曲がるのも、たくあん漬けのぬかに触るのも初の経験。
みんなとにかく触りたくて仕方ない様子!笑
最後に重石をのせて、全部で重さは60kg以上。
12月12日に漬けてから、約1か月後の1月9日にみんなで試食してみました。
試食の前に大根ら出てきた水を灯油ポンプで吸い出して…ちなみに灯油ポンプをほとんどの子が知りませんでした。
よし食べよう!かじってみる…みんな、無言
まだ残ってるよー!と言うと、子ども達がもう1つ食べようと群がってきました。
どうやらおいしかったらしいです。笑
この3か月、暑くても寒くても、毎週末雑草取りや間引きをして育てた練馬大根。
ここまで野菜を育てるために頑張った経験は初めてだったであろう小学生達。
植物の強さや畑の大変さ、収穫できた時の嬉しさ、驚き、食べたときのおいしさ…
そんな感動がいっぱいこの子たちに残り、それが大人になって思いだす原風景の1つとなって、この子たちを支える糧になるといいなー。
プレ―リーダー
やーさん