ずっと見てたら、何が起こる?
2016年11月18日
バケツの水をしゃもじですくおうとしている2歳の子。
何度も何度も繰り返しています。
当然、水はこぼれていきます。
大人は「しゃもじじゃなくて、おたまを使ったらいいよ」と教えてあげたくなりますよね。
だって、しゃもじじゃね~(笑)。
でも、ぐっと我慢して見守ったその先に、子どものどんな姿が見られるんだろう。
うまくできなくて、そのうち泣き出すかな?
もっとうまく水をくめる道具を探すかな?
それとも、ほんとは水をすくいたいんじゃなくて、
ただしゃもじに受ける水の重みを楽しみ続けてるのかな?
誰にもわからない、その子にしかわからない。
それってすっごく面白い!
子どものすることは、
ときに先入観に縛られた大人の発想よりずっと自由で軽やかで、
「あっ、そうか!」と、こちらがハッとさせられたりもします。
その子が今、何を感じてるかあれこれ想像しながら、
一緒にゆっくり見守れる、そんな場でありたいと思っています。
ちびもりスタッフ あみ
※ちびもりvol.8(2016年10月発行)に掲載のコラムを編集の上転載しています。