土×発想力=遊び無限大!
2017年4月20日
ある日、男の子が黙々と、乾いた土をザルでふるい、
サラサラの粉を作り出していた。
「めっちゃ気持ちいいよ」と言われ手を入れてみると、
まるで片栗粉のようなきめ細かさ。
手を押し付ければきれいに手形がつき、
握って宙にまけば煙のように消えてしまう。
ずっと触っていたい、不思議な“いいもの”だった。
作った泥だんごに乾いた土をかけてこする、を繰り返すと、
表面が次第に固くなっていく。
さらに布で磨き上げると光を反射してツヤツヤに仕上がる。
大きな子も小さな子も、みんな地面に座り込んで磨き続ける。
一見地味な作業だけど、時間も忘れてハマる楽しさが隠れている。
土で遊ぶ子が増えてくると、
やっぱり出てくるのが泥の投げ合い。
よく見ると色々と工夫をしている。
投げる泥は固すぎれば相手に「痛い」と文句を言われ、
遊びが続かない。
柔らかすぎればうまく投げられず相手に当たらない。
ちょうどいい加減がなかなか難しいようだ。
サラサラな砂、ぐちゃぐちゃの泥、
ピカツヤな泥だんご、ギュッと握り固めた土の弾…。
全部どれも、土。
こんなに手触り、形が自由に変えられるものって他にないよね!
しかも、たくさん使っても全然なくならないし、お金もかからない!
暖かくなって、土を使った遊びもますます盛り上がっていくだろうな。
「土×発想力」でどんな遊びが生まれるか、楽しみです。
のっしー