「ものを大切に」のステキな伝え方

2017年7月25日

虫あみ片手に走り回っていた男の子が、
泥んこの水たまりの手前で立ち止まりました。
ジーっと眺めて、ふいに虫あみを振り上げバシャーン!!
泥の塊をすくいあげ、嬉しそう。
彼の中で、網で虫を捕まえる→魚捕りに変わっていたんですね。なるほどね~。

 すると男の子のお母さんが言いました。
「(泥の塊が)いっぱいとれたね!
じゃあ、次に使う子のために、キレイに洗おう。
そしたら、また虫もとれるよ」
 
 そしてふたりで洗い場に向かい、どろんこの虫あみをきれいに洗いました。
子どもの発想は自由な分、ものが壊れちゃったり、
すごく汚れちゃうってことも起こります。
 
 そんなとき、「そんな使い方ダメ!」って怒るんじゃなくて、
子どもの気持ちを汲みながら、さりげなくものを大切にする姿を見せる、
こんな伝え方いいなー。

スタッフも教えられた出来事でした。

 

あみ

ちびもりvol.11(2017年7月)に掲載のコラムを編集のうえ転載しています。
写真はイメージです。

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