秋の恵みの落としもの 子どもと大人の楽しみ方

2017年10月10日

こどもの森で冬に刈り取るキウイのつるを使って、
リースが作れるよ、と呼びかけると、
(大人が)みんな喜びます。
売っているようなものを自分で作れるって、嬉しいですよね。

同じ自然のものを使った遊びでも、
子どもたちのそれは全然違います。
まず、何かを作ろうという目的が…ない。
木の実をひたすら器から器に移し替えたり、
慎重に地面に並べたり、
どんぐりの入ったカゴに手を突っ込んで延々とかき回したり…

大人の見よう見まねで何かを作り始めても、
ひたすら自由、制約がありません。
「これ、何?」という謎のオブジェができあがったり、
そこでやめるの?という終わり方をしたり。
大人と違って
あらかじめ「これを作ろう」というゴールがないから、なんでもあり。

そこで
「そうじゃなくて、こうしなさい、こうした方がかわいいよ」
なんて言うのは、野暮ってもの。
子どもが自然の素材で「アート」している横で、
ママもにこにこ「クラフト」している、
そんな姿を見ると、どっちも楽しい、
win-winだなーって嬉しくなります。
こどもの森にも、自然のものがたくさん。
秋の自然に親しむイベントも行っています。
親子で楽しみに来ませんか。

※ちびもりvol.12(2017年10月発行)に掲載のコラムを、
編集のうえ転載しています。

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