「けんちくあそび」エリアについて

2015年5月24日

こどもりもりで、お知らせしていた「けんちくあそびエリア」のリニューアル。
23日(土)~新たに子どもたちへ開放しています。

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① あそべる人:自分ひとりで工具を使える子ども
② あそべる時間:毎日
③ あそべる人数:何人でも
ただし、トンカチは4本、のこぎりは4本だけです。

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なにやらわくわくします。何が見えるかな。

「基地づくり」は、イメージをカタチにする魅力ある遊びです。
こどもの森では、子ども自身が把握できる危なさを「リスク」
把握できない危なさを「ハザード」と考え、
リスクのある遊び環境は残し、ハザードは全て取り除くという安全管理をしています。

怪我した経験を重ねて、工夫する力が付くためには、
「子ども自身が「出っぱった釘」の危なさや「細い支柱に支えられた屋根」の危なさを
認識できる=リスク状態」であることが必要です。
しかし、まだ工具を使えない年齢のおこさんは視野が狭いので、
「危なさの認識ができない=ハザード状態」になりやすいものです。

お父さんたちありがとう!感謝。

あれ?よく見るとエリアの周りには柵が・・・
そう、ハザードに気づけない子が入ってしまいケガをするのを避けたいのです。
いじわるじゃありません(笑)
ただし、わざと隙間だらけにしている柵の外から、中を覗くことができます。
「今はできないけど、大きくなったら、あんなことできるんだなぁ」と、
憧れる感覚を育てるお手伝いができたらいいなぁと思っています。

そして、実は・・・基地づくりに集中したい子どもたちが、大人の視線を
感じすぎないための柵でもあります。
もしかしたら大人から見て「こうしたほうが頑丈な作り方なのに!」
「ぜんぜん作っていないじゃないか?」なんて場面もあるでしょう。
壮大にイメージしていたけど、お友だちと話をしたりお弁当を食べたりして、
結局、一日かけて、数本しか材木を切り出せなかったり・・・
トンカチを使っているうちに「基地」よりも「剣」が作りたくなったり・・・(笑)

それでも、子どもたちが「また来たい!」「今度はあの子も誘ってみよう!」
「次は家にある材料持ってこようかな!」なんて展開していくことができたら
すてきなことだと思うのです。

大人であれば合理的に無駄なく完成へ近づける方法がすぐに浮かびますし、
なかなか進まないのこぎりの速度に手を出したくなる場面も多々あるかと思います。
それでも、「遊び」には子ども自身が自分で気づき、試行錯誤できる良さや
自分の力を実感する良さがあります。
これからも改良を加えつつ、工具をひとりで扱える子どもたちが思い切り遊び込めるエリアに
なるといいなぁと思っています。

※大人の手を借りる必要のある子は、エリアの外にある「工作コーナー」にてのこぎりと、
とんかちが使えます。
※柵作りは、電動工具が使える大人のみなさんにお手伝いいただいております!
木工と聞いてうずうずしていまうお父さん。
ぜひ、プレーリーダーまでお声かけください。
柵作りに使う材料が集まり次第、柵作りを再開していく予定です!

スタッフ・とも

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