冬には冬の、いとおしい時間がある
2020年1月9日
いよいよ、一年で一番寒い季節がやってきました。寒いのはつらい、できればおうちで過ごしたい…と思ってしまうのが人情ですが、冬にしか感じられない外あそびの醍醐味も、確かにあるってこと、子育て中のみんなに知ってほしいな。
指先や耳がかじかむ感覚とか、走り回ると息をするたび感じる胸のひりひり。体があたたまると、肩に入っていた力がふっと抜けるのを感じます。冷たい空気のなかで、自分のからだを再発見する感じ。
朝イチの特権、霜柱踏み。水たまりに張った氷。冬晴れの日の、吸い込まれそうな濃い青空。
枯葉を集めてふかふかベッド。布をかけた即席テント。外で飲む、湯気のたつミルクティー。「あったかい」を、敏感に感じとります。
それから、大人も子どもも関係なく、寒空の下に集った者同士に生まれる、不思議な連帯感(笑)。どうやったら寒くても楽しく過ごせるか? の工夫をわいわい話すのが、これまた面白いんです。
子どもたちも体を動かして目いっぱいあそべば、心が満たされて余計なぐずりが減るのは冬も同じ。たくましくひと冬を過ごした子どもたちは、体も丈夫になり、感性もぐんと成長します。寒くても、外あそびを続けてほんとによかった!と話す先輩ママ、多いです。
慣れない人こそ、ちびもりタイムに来てみてください。スタッフや居合わせたみんなが、寒くても楽しんじゃうコツを伝授しちゃいますよー。
※ちびもりvol.21(2019年12月発行)に掲載されたコラムです。