クギさし、やってみる?

2017年1月9日

暑い時期は水や泥が遊びの中心でしたが、寒さとともに遊びの種類も変わってきました。
最近、小学生たちの熱い注目を集めているのが、「KU・GI・SA・SHI」!!
ひとり1本ずつの五寸釘を使って、地面の決めたフィールドに順番にクギを投げていき、
相手のクギを打ち倒したら勝ち!
本気でクギさしに取り組む子たちの間では、いろんなドラマが生まれています。

クギさし

はじめはクギを地面に刺せなかった子が、
勝負に参加したい一心で、特訓をして刺せるようになったり、
初勝負の子が優勝経験者に1勝することができてクギさしにはまったり、
上の学年の子にも一目置かれるような技術を持っている子がいたり、
大人のプレーリーダーと本気の勝負で勝つ子が増えていたり……。

僕たちスタッフが、こどもの森に昔遊びであるクギさしを持ち込んだことにはいくつかの理由があります。

①強さ=経済的な力ではない
おもちゃメーカーが宣伝している遊びと違い、お金をかければ強くなれるということはなく、
努力や修練で強くなれる。遊び始めるのにもお金が必要ない。

②身体的な違いの影響が少ない
力の大小よりも、集中力や精度が勝敗に大きく影響するため、
体の大小、年齢の違い、大人か子どもかに関係なく遊ぶことができる。

クギさし

「次の大会では絶対に優勝するんだ!」
毎日のように特訓している子たちを見ていると、みんなびっくりするほどのスピードで強くなっていきます。
頑張った子が頑張っただけ強くなれる。
強いやつは頑張ったから強いのをみんな知っている。
だから自分も強くなれると思って頑張れる。
それが楽しいんじゃないのかな。
次の大会優勝者は誰になるかな?プレーリーダーも負けないぞ!

クギさし

優勝!

のっしー

※こどもりもりvol.11(2016年12月発行)に掲載のコラムを、編集のうえ転載しています。

 

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