防災ワークショップ「トイレ、備えトイレ!」

2017年11月2日

10月6日(金)こどもの森にて、
こどもの森&城北中央公園コラボ企画
親子の防災ワークショップ「トイレ、備えトイレ!」
を行いました。

昨年から行っている城北中央公園とのコラボ企画。
今回は、防災教育コンサルタントの宮﨑 賢哉さんも駆けつけてくださり、
防災の中でもついつい忘れられがちな「トイレ」について
手を動かしながらワイワイと学びました。

大きな地震が起こったとき、みなさんのおうちのトイレは
どうなっちゃうのでしょうか。
普段と変わらずに使える? それとも、使えない?

例えば集合住宅では、見えないところで排水管が破損していると、
上の階で流した汚水が下の階からあふれ出る(!)ことがあるんですって。
一軒家でも、下水システムに不具合があれば、どこかで詰まって……
そうなれば、復旧にもかなりの時間がかかるでしょう。
だから、大きな地震の後には、
見た目には大丈夫そうでも、安全が確認できるまで、
トイレは流さない方がいい、のだそうです。

トイレが流せないって、じゃあどうすればいいの!?
というわけで、みんなで非常用トイレを手作りしてみました!


グループに分かれて、
座ってもつぶれない強度、子どもも座れる高さ、
うんちやおしっこを衛生的に管理する工夫など、
それぞれが外せないポイントを踏まえて工夫しました。

みんなの作品を見せ合ったあと、宮﨑さんから、簡単にできて衛生的なトイレの作り方や
汚物の保管方法、トイレ用吸水ポリマーの保水力を実演して見せてもらいました。
やっぱり専用のグッズがあると、便利~~を実感。

 

城北中央公園サービスセンター長の澤田さんからも、
防災公園としてのさまざまな備えや、
公園に避難するかどうかの判断基準など、
興味深いお話をお聞きしました。

災害を、正しく怖がり、しっかり備える。
漠然としか想像できていなかったことを、
具体的に行動レベルでイメージし、備える。
その大切さを実感したワークショップでした。

朝から気温が低く、曇りがちだったこともあってか参加者は少なめではありましたが、
沢山の発見があり楽しくあっという間の1時間でした。

ついつい、気の重いテーマで後回しになりがちな「災害時のトイレ」。
こうやってみんなでワイワイ学べたら、楽しいですよね。
とても大切なことなので、今後も続けていきたいな~。

※ワークショップについては、宮﨑賢哉さんのウェブサイトでもご紹介いただいています。
当日行ったワークの内容についても、詳しく解説してくださっていますので、
ぜひご覧ください。

 

 

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