人見知りで、いつもママと一緒にいる2歳の女の子が、水の入ったバケツを5個並べてあそんでいる男の子を見ていました。男の子は5歳。「これ、プールだよ」、どうやら女の子に呼びかけているようです。女の子は応えず、ママの後ろに隠れるようにしながら、それでもじーっと見ています。

男の子がどこかに行ってしまうと、そろそろと近寄って水あそびを始めました。やがて男の子が戻ってきましたが、女の子はその場から離れず、別々に、でもお互いの存在を感じながらあそび続けていました。

後ろで見守っているママと目配せしあって、「やりたいって思って、自分のタイミングを計ってたんだねー。はじめちゃえば、そばにほかの子がいても平気なんだねー」とこそこそ話。

子どもには子どもの考えがあること、うっかり見逃していないかな。いつもちゃんと気づける人でありたいな。そう思いました。

ちびもりスタッフ

※ちびもりvol.19に掲載のコラムを、編集のうえ転載しています。写真はイメージです。