子どもが遊び続けられるなんでもない毎日ほど豊かなものはない。

2017年1月13日

遊園地がどんなに楽しくても毎日行こうという人はいないと思いますが、
こどもの森に毎日来る子はいます。
こどもの森は何回も何回も、繰り返し遊んでこそ楽しめる場所だからです。

走る
子どもたちは安心できるいつもの場所で遊び続けることで、
遊び方が深まり、発想が広がり、心の冒険もずっと大胆になっていきます。
滑らかに整えられた人工的な場所とは違う、ある意味負荷の高い場所で、
遊びながらごくごく当たり前に、よじ登る、くぐる、バランスをとる、踏ん張るなどの
体の動きを会得していきます。
そのためここで自由に遊ぶ子たちは、身のこなしが軽やかです。
成長にともなって、できることもぐんぐん増えていくので、
いつの間にかあんなところまで登ってる!とか、
でこぼこ道をなんなく駆け抜けていく!とか、
こないだまで見向きもしなかった遊びにチャレンジしてる!とか……
親は見ていて驚くやらうれしいやら、ということが起こります。

遊ぶ

見つけた
「うちは遠いからそうそう遊びにいけるわけじゃないよ」という方も多いでしょう。
そんな方は、こどもの森にあるもの、こどもの森でできることをヒントに、
おうちのまわりでも「何にもないけどなんでもできる」冒険の毎日を!
公園では園路ではなくあえて木立に入ってのんびり歩く、
木の実や枝、石ころなど見つけたもので遊ぶなどなど……
子どもたちが自分の住む地域の中で、
ひたすら遊ぶなんでもない日常を送れたら、それが最高だなーと思います。

もみくちゃ

※ちびもりvol.9(2017年1月発行)に掲載のコラムを、編集のうえ転載しています。

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