色を味わう、いろんな方法。

2019年1月31日

毎週木曜日は、1歳前後のちびっこたちが集まって、季節のあそびを楽しんでいます。10月は芸術の秋にちなんで色を楽しもうと、クレヨンを山盛り出してみました。使っていらなくなったのを、参加者のみんなが持ち寄ってくれたものです。だから色も長さも太さもさまざま。

子どもたちが目を輝かせて始めたのは、床にお絵かきではなくて……たくさんの中から好きな色や長さのものをじっくり選ぶ子、選んだものを両手に持って嬉しそうな子、さらに持ったまま歩き回る子、好きなお皿に入れていく子、地面に並べる子……。

「そうか、それが楽しいんだねー」と言いあいながら、大人たちはウッドデッキにお絵かきをしていました。やがて床に描かれた色に気づくと、子どもたちも色を重ね始め、今度は床に描く感触や、自分の描いた色の痕跡などを味わう姿が。心のまま、ひとつひとつに満足しながら、流れるように変わっていくあそび。描かなくても描いても、子どもたちはその日、たくさん色を感じていました。

あみ

※ちびもりvol.17(2019年1月発行)に掲載のコラムを、編集のうえ転載しています。

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