こどもの森の「新しさ」って?

2017年4月20日

3年目に入ったこどもの森。
この2年、北は北海道から南は沖縄まで、
実に30件以上の市区町村や企業による視察を受けました。
また、先日は内閣府の「自治体・企業・NPOによる『子育て支援連携事業』全国会議」で
報告事例に選ばれ、発表をしてきました。
実はこどもの森は、今注目されている公園の1つなんです。

行政がつくる「自然×冒険×交流」の場

その理由は、

“自然と触れ合える”
“大人も子どもも緩やかに交流しつながれる”
“ちょっぴり危険、でも心がわくわくするような冒険に挑戦できる”

そんな場所を行政が作ったから。

ひと昔前であれば、自然や農業が身近にあり、
いろんな年齢の子が群れて遊び、
近所のおばちゃんにおかえりと声をかけられ、
木登りや虫捕り、秘密基地づくりをして遊ぶ……
そんな光景は、子どもの生活にごく普通にありました。

今では途絶えかけているそういう遊びが安心してできる場、
自然や人との関わりを持てる場が、
時代は変わっても子ども達には必要だと考え、
練馬区が企業やNPOと連携して作ってしまった!ということが新しいのです。

「自然×冒険×交流」という要素が子どもの育つ環境に不可欠である、
そしてそういう環境が失われつつあるという認識が
全国的に共通のものだからこそ、
これだけ注目されているのではないでしょうか?

子どもたちが望んでいること

先日、こどもの森で遊ぶ小学生にアンケートを行なったところ、
彼らがこどもの森のいいところとして挙げたのは、

“色々考えたことをやれる”
“のんびりとした居場所である”
“異学年の子と友達になれる”

だったのが印象的でした。


子どもたち自身も、
自分で考えながら自然の中で冒険すること、
安心できる場所で色んな仲間と繋がれる交流を
欲していることがうかがえる結果だったのです。
そして、現場に立つ我々プレーリーダーも日々その大切さを実感しています。

3年目、こどもの森もさらに進化して、
日本全国の公園のモデルになっていけたら…
そんな思いで頑張ります。今年度もどうぞよろしく!

やーさん

「こどもりもりvol.13(2017年4月発行)」に掲載のコラムを、編集のうえ転載しています。

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