こどもり商店街 去年のおもいで

2019年11月27日

こどもり商店街は、昨年がはじめての開催でした。同様の企画を見たことがない子どもたちが大半で、「こんな感じ」という当日のイメージがないところからのスタート。どんなお店にしたいか、そのためにはどんな準備が必要か…すべてが手探りのなか、プレーリーダーと一緒に、ああでもないこうでもない、脱線したり停滞したり、ちょっと飽きて再び盛り上がったり……。そんな過程もまるごとオッケーで楽しめたのは、これが「あそび」だから。「はじめたんだから最後までやりなさい!」「あそんでないでちゃんと準備しなさい!」と怒られることもなく、自分たちのペースで、考えて、作り上げていくことができたから。

そして迎えた当日、そこには本当にひとつのまちが出現していました。

さあ、今年は2回目。スタッフは去年に学び、もっと子どもたちがやりやすい仕組みや、お客さんが楽しめるには? を考えて、商店街を進化させていきます。子どもたちも、去年もお店を出した子が作るものに刺激を受けて、変化が起こるかもしれません。でも回を重ねても、子どもたちは常に「今の自分」をえいっとつぎ込んで、自分だけの「やりたい」を追求していけばいいのです。べつに商店街が洗練されていく必要はないのです。そこを忘れないようにしなければ、と思っています。

それから、保護者のみなさんも、去年は戸惑うことが多かったことでしょう。当日を見てようやく「なるほど、そういうことだったのね!」と思った方もいたかもしれません。「子どもにまかせる」とか、困っているときちょっとだけ背中を押してあげるタイミングとか、そんな「加減」って難しくて迷うことも多いですが、プレーリーダーも一緒に迷いながら、やっていこうと思います。そうしていくうちに、「まかせて見守る」というあり方が、こどもり商店街の文化になっていったらいいな、そんな風に考えています。

出店したい子、その保護者向けの説明会が始まっています。すでに子どもたちの頭の中は、いろんなイメージでいっぱい。さてどんな商店街が出現しますか。どうぞお楽しみに!

弓や。ゲームのルールや仕様を、試してみながら考える。準備=試行錯誤=あそび。この時間をじゅうぶんに取ってあげたい♪

アクセサリーを作る、ディスプレイする。こどもり商店街はだれでも参加できるあそび。家庭の力(=人力・財力・物力)は要らないです。

ただ穴を掘り続けていた準備期間。お店の内容は決まらず。本番直前にヒラメイタ!「採掘や!」

クイズやさん。筒ごしに問題を聞いて答える。耳に伝わる声の振動…五感もくすぐる演出です!

占いの館。タロット、水晶、ルーレット。もちろんどれも子どもお手製。雰囲気が出てる。

第一回の開催、お客さん来てくれるかなーとみんなちょっと心配してたけど、たくさんの人でにぎわいました。

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