短冊に願いをこめて。~金曜日のさんぽより~

2016年7月13日

毎週金曜日は、憩いの森にさんぽに出かけています。
親子の日常が、季節とともにあるように。
なんでもないところに、「面白い!」をたくさん見つける毎日になるように。
そんなことを思っています。

季節はすっかり夏になり、あの手この手で蚊と対抗しながらも、毎回楽しんでいます。
ある日は七夕にあわせて、若竹を切り出してみました。(※練馬区の許可を受けています)
細い枝を払ったものを渡してみると、みんな手に持って楽しそう。
枝を一本持つだけで、冒険気分がぐんと増すから不思議!

七夕持って歩く

余談ですが、子どもって、棒のような長いものを持つの、好きですよね。
大人が見ていてハラハラするのは、
長さの分を計算に入れて手を動かしたり、
長さや重さのバランスをとって歩くのが、子どもたちはまだ上手じゃないから。
でもそれって逆に言うと、そうやって遊びながら、身のこなしを体得しているのです。
子どものすることには、ちゃーんと意味があるんですね。

持って帰った竹の、天に向かってすっくと立つ姿、なんともいい感じ!
さっそくみんなで、願い事を書いた短冊をつるしました。

ねがいごと

いろんな七夕飾りにも、ひとつひとつ意味があるのだと、
参加者のお母さんに教えてもらいました。
たとえば、折り紙を蛇腹に折って切り込みをいれて作る「網飾り」は、
網のように幸せを逃さずつかみ取れるように。
輪つなぎは、夢、人との関係がつながるように。
折り鶴は、家族が長生きするように――。

こどもの森の七夕飾りは、その後も七夕の日まで飾られて、子どもや大人、みんなの願い事が、
どんどん増えていきました。素敵な七夕になりました。

七夕

「さんぽ」では、こんな風に、ときどき季節の行事も楽しみつつ、
ただ歩いたり、立ち止まったり……のんびりとした時間そのものを楽しんでいます。
参加したお母さんからは、
「いつもの公園に行っても、見えるものが違ってきた」
「子どもと遊ぶって、何かをしなくちゃいけないと思ってたけど、
ただのんびり歩くことが、ものすごく楽しいとわかった」
そんな声をもらっています。

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「憩いの森にさんぽに行こう(通称さんぽ)」、次回は7月15日(金)。
小学校の長期休暇に入るため、しばらくお休みして、9月2日(金)に再開します。
お休み前の残り一回、ぜひ遊びに来てね。
待ってまーす。

 

 

 

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