秋のおとしもので、何つくる?

2015年12月6日

11月13日、
どんぐりや松ぼっくりなど、自然のものを使って工作をしました。
お母さんたち、「うわー、楽しい! どうしよう、私が夢中になっちゃう(笑)」
と声をあげていました。

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親子で工作といっても、
1歳ぐらいの小さな子どもたちが自分で作れるわけではありません。
一緒に過ごす大人が、自然素材を使って「作る」楽しみを知っていれば、
親子の毎日の遊びが違ってきますから、
大人が楽しめるイベントでいいと考えています。

大人がその楽しさをしっていれば、
道を歩いていても、通り過ぎる景色のなかに
「あっ、この実きれいだね」「この葉っぱ、何かに使えそう!」と、
「宝物」 を見つけることができるようになります。

例えば、松ぼっくりが「宝物」と感じられるようになると、
最近は松の木が少なく、松ぼっくりが手に入りにくいなーと気づいたり。
そうなると、松ぼっくりがたくさん落ちているのを見つけて、
思わず拾い集めずにいられなかったり。

例えば、「どんぐり」と一口に言っても、クヌギやカシ、ナラ、シイなど、
木の種類によって形や大きさもさまざまなことを知ったり。
どんぐりの中に住んでいる虫が、
「ゾウムシ」という名前の小さな甲虫の赤ちゃんだとわかったり。

「作る」楽しみを知っているだけで、
毎日の生活の中で、見えること、気づくことが違ってきます。
おもしろいこと、もっと知りたいことが、増えていきます。
これは何だろう? どうしてだろう? これで何作ろうかな?
いろんな不思議やわくわくを、毎日感じられるようになります。

こうして、一緒にいる大人の視点が広がることで、
子どもの世界もどんどん広がっていくのです。

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お金を出せばなんでも買える時代ですが、
身近にすでにあるもののステキさに気がつくことは、
子どもたちの発想力、創造力を伸ばすことにもつながるかもしれませんね。

あらかじめ完成の形が決まっていて、
決められたプロセスを踏んで作り上げていくキットと、
「自然のもので、なんか作ろう!」という自由な工作の、
最大の違いはなんでしょう。
それは、「できた!」を自分で決められること。
自分が満足するまで、何時間でもじっくり作り続け・・
「できたよ!」と、すっきり満足げないい顔をすること。

作ることは、自分を表現すること。
自然からのおくりものを自在に使って、
思いっきり自分を表現する。
そんな毎日を子どもたちに送ってほしいと思っています。

(つまり、大人から見たら多少完成度が低い出来上がりだとしても
子どもがいい顔をしていることが大切なんですよ〜。
子どもが「できた!」と言った後に、「あら、ここはもっと・・」なんて
無粋なコメントは、控えましょうねー!)

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12月8日には、
「クリスマス飾りを作ろう!」企画も行いますよー。
もちろん!作るのはクリスマス飾りでなくたってOK!
ぜひ、親子で材料=自然の宝物探しをして、
何が見つかったか、見せてくださいね!

詳しくは、こちらのページをご覧ください。

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