「歩く」という遊び。~さんぽする子どもたち~

2016年6月16日

アニメ映画の名作で流れる「さんぽ」という曲、子どもたち大好きですよね。
身近な自然の中に分け入って、どんどん歩いていく楽しさが歌われています。
でもふと考えてみると、この曲で歌われているような時間を、
我が家の子どもたちが幼い頃に、たっぷりと過ごせていたかな。

駅とか、スーパーとか、目的地があって、「早く、早く」と急かしてたり
抱っこひもやバギーや自転車に乗せて、ただ運んでるだけだったり……

そもそも、子どもが歩くことを楽しむなんて、発想すらなかったような。
歩くだけなんて退屈なんじゃないかとか、どうせすぐ「疲れた」って言うだろうとか…
まずはどこかに「移動」して、そこで遊ぼうとしか思ってなかったような気がします。
今思うと、実にもったいない。

のんびりと、ただ「歩く」ことを楽しむ。
道草も、脱線も、ぜんぶ面白がる。
いつもは無理だけど、たまには。
どこかに「到着」することを大人が諦めたら(笑)
見えなかったいろんなものが、見え始める。

「憩いの森にさんぽに行こう!」では、
そんな、どこかへの途中ではない、ただ「歩く、うろうろする、とどまる」を楽しんでいます。

この日さんぽに出かけた2歳の女の子たち。
「こっちにおいでよ」「一緒に行こう」と声を掛け合いながら、仲良く歩いていく姿。

さんぽ

実は、2、3才の子どもたちは、まだまだ「一緒に遊ぶ」が難しく、
遊び場では道具やポジションの取り合いなどが起こることも少なくありません。
だけど、歩くときには、「旅の道連れ」がいることが遊びになっちゃうんだ。

いつもこんな風になるとは限らないけれど、
「歩く」にはこんな面もあるんだーって、ママたちにとっても発見だったようです。

さらに、この時期だけの!大発見。
ちびちびガエル。草むらのなかにたくさん。

ひきがえるのあかちゃん あかちゃんを見つめる

どこかに急ぐ途中だったら、まず見つけられない小ささ。
でもよく見ると、細部までしっかり「カエル」。
これが、あの大きなヒキガエルになるなんて、ふしぎだねー。

こんな感じで、季節ごとのいろんな自然を発見しながら、おさんぽ隊は進んでいきます。
ときには座り込んで、草花で遊んだり…いろいろ試してみたいと思っています。
毎週金曜日、ぜひ遊びに来てね。

※6月17日(金)は、こどもの森園内で「梅の実」イベントを行うため、さんぽはお休みです。ご注意ください。

スタッフ・ちいさん

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憩いの森にさんぽに行こう!

原則毎週金曜日10:00~11:00※雨天中止
(学校のお休み期間や他のイベントと重なる日はお休みです。実施日は「ちびもり」カレンダーをご覧ください)

10時に朝のあいさつをして、出発します。
10分前にこどもの森に集まってください。
●汚れてもいい長そで、長ズボン、スニーカーや長靴など足元を保護する靴、
帽子の着用をオススメします。必要に応じて虫よけをご利用ください。
●着替え、ビニール袋、飲み物をお持ちください。

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