遊びに大人も子ども関係ない

2021年11月7日

ある日、常連小学生のお父さんがプレーリーダーに「小学生ぶりに火おこしがやりたくて、
火おこし器を買ったので、こどもの森でやっていいですか? もちろん、みんなで使えるように2つ買いました(笑)」と相談があった。
プレーリーダーとその場に居合わせた高学年男子たちは「逆にいいんですか?!ありがとうございます!やったー!」と大盛り上がり♪

早速やってみよー!おー!!!
組み立てて、火おこしスタート!

 

 

火おこしを初めてすぐに
あれ、思っていたより難しいぞ…
勢いよく回らない…
説明書には反動で取手が上がると書いてあるけど…
最初のワクワクが落ち着き、その場にいたメンバーの顔が曇ってくる(笑)

 

 

これで火をつけていた昔の人たちすごい
そもそも摩擦で火をつけられるって、どうやって発見したの
マッチを発明した人に感謝したい
料理するときなんてボタン押すだけでいいのに
と高学年男子たちが取手を上げ下げしながらぼやく隣で

摩擦で火がつくなら、どんな木でも早く擦れば火がつくんじゃない?!と
お父さんが板に木端を勢いよく擦り始める…

 

 

その様子を見て感化されたのか、高学年男子たちの動きにも勢いが増していき、
「取手をフワッ!サッ!と優しく押すといい感じ!!」と早く回転させるコツを掴み、
その場にいたほとんどの人が煙を出すことができるように!

 

 

しかし、火種を大きくすることが出来ず、
何度もチャレンジする高学年男子たち
どうやったら火がつくのだろうと高学年男子とお父さんは協力して
トライアンドエラーを繰り返しているとついに火がついた!
ちなみに最初に火種を大きくできたのはアウトドア好きのお父さんでした(笑)

負けてられないと意気込む小学生と自慢げなお父さんの姿から
子どもだけでなく大人も本気で遊んでいる雰囲気が伝わってきました。

説明書はあるけど、それ通りにやらないといけないという言葉は出てこず、
その場にいる子どもと大人がともに考え、試行錯誤しながら火おこしをする過程で
名前も知らないはじめましてから、自然と仲間という関係性になっていました。

高学年の小学生になると、同学年の友達と遊ぶことが多いため、
大人たちと仲間になって遊ぶことで、経験を積んだ大人だからこそ思いつくアイディアや
考え方を身近で触れて、高学年男子たちには良い刺激になったのではないかなと思います。

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