捕まえたのは、緑いろの…

2018年10月30日

虫かごと虫あみを手に「虫つかまえにいこ~」と誘いにくる3才のA君。捕まえるイメージはできているけどまだ虫とりは難しい。
いつも「虫どこ~、探して~」と後ろからついて来るけれど、見つけられない日も多い。

ある日の出来事。「見てー!カエルつかまえたよ!」と駆け寄ってきたA君。中を覗いて見ると、沢山の草にペットボトルのキャップが1つ。「カエルだよ!僕がつかまえたんだ」と嬉しそうな顔。キャップはみどり色でした。お腹がすいてるからと、えさ(=草)も入れてあげたんですって。水もいれてあげないと!と想像はどんどん膨らんでいきます。

同じ事の繰り返しのような中にも変化があり、こども自身の中で生み出していく力があるんですね。自分で生み出したものは、できた!やれた!も自分自身の中にある。想像力を膨らませる要素が外遊びにはたくさんあるのがいいですよね。

虫を探しているなら、見つけてあげなくちゃ、って思ってしまうけれど、やってもらった「できた」では得られない、生き生きとした姿がそこにはありました。A君が自分で本物の生き物を捕まえられる日も、あっという間に来るんだろうな♪

あみ

※ちびもりvol.16(2018年10月発行)に掲載のコラムを、編集のうえ転載しています。

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