こども発! オリジナルプロジェクトあれこれ

2019年6月3日

こどもの森の国旗を作る!

小5男子がある日思い立ち、みんなの案を募集しようとポスターを貼りだした。彼が作った審査基準は「こどもの森がイメージできるもの」「難しくないもの」。なるほどわかりやすい! 子どもたちから約10点の力作が集まって、どれも甲乙つけがたいぞ!

土と木の融合作品展

募集ポスターを見た他の子がオレも何かやりたい、と「土と木の融合作品展」を企画。木と土が使われていれば、手に取れる大きさのものでも、地面から生えている木を使ってもよいという、アートコンペさながらの企画。彼のイラスト入りのポスターを見て、発想のユニークさに大人たちも唸っていた。

障害物競走大会

これも別の子がポスターを掲示した。どんな大会にしようかと、実際に競争しながら検討していると、その場が盛り上がってすでに大会の趣。結果、ポスターにある日程には開催されず。でも企画を練っているその日、彼らは「もっと面白くするには?」を考え抜いていた。

クギ抜きキャンペーン

昨年のこどもの森商店街で「クギ抜き屋さん」というお店を出した女の子たち。お客さんがググッとクギを抜く快感でストレス発散をするという店で、けっこう繁盛していたのだが、その数週間後、彼女たちが「クギを使ったら抜こう!キャンペーン!」を実施。看板には「みんなが抜くと気持ちいいね(^v^)」のメッセージ。自分たちがクギ抜きをしたことで、普段工作コーナーにたくさんあるクギが刺さったままの材木に目が行き、これは使いづらい、という問題意識が生まれたようだ。

大人が思うゴールまでたどり着かないことも多いけど、大事なのはそこじゃない。自分だけの遊びを超えて「こんなことやったら面白そう」「こどもの森がこうなったらいいな」を発信し始めた子どもたち。もっとお花が欲しいから種をまきたいとか、タイヤだらけのエリアが作りたい、なんて声も上がり始めている。やっていいんだ、変えていいんだ、って思える文化がこどもの森にできつつあることに、はるはめちゃくちゃ感動している。

はる(プレーリーダー)
※こどもりもりvol.26(2019年6月発行)に掲載のコラムを編集のうえ転載しています。

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