こどもの森の自己紹介。
2019年3月20日
春なので、自己紹介します。こどもの森は、ちょっと「変わった」公園です。今年で5年目を迎えます。他の区立公園とちょっと(いや、だいぶ?)違うこと、ご存知ですか。
練馬のみどりでたっぷりあそべます。
練馬区といえば、23区で最もみどりが多いことで有名です。練馬で生まれ育つ子どもたちに、あそびや自然体験を通して、みどりの豊かさや大切さを感じてほしい。そんな想いから生まれました。もともとキウイやクリ、ウメの農園だった場所なので、木々をそのまま生かして整備されています。梅雨の頃には梅の実があちこちに転がり、秋には栗やキウイの収穫もできます。大きな木に登って遊んだり、冬には剪定したキウイのつるで、クリスマスの飾りを作ったりも。
プレーリーダーがみんなを待っています。
そして特徴的なのが、プレーリーダー(あそび場に立つ専門的な研修を受けたスタッフ)がいること。一般的な公園は、大きなけがが起こらないように、どうしても禁止事項が多くなってしまいます。また、子どもが元気に遊んでいると、トラブルが起きてしまうことも。これもまた、様々な禁止事項に繋がっていってしまいます。しかし、子どもが自由に遊び、時には困りごとに直面しながらも、様々な人と関わって育っていくのは、とても大切なことです。こどもの森では、プレーリーダーが常駐することで、禁止事項をできるだけ作らない運営を可能にしています。プレーリーダーは、子どもたちが安心して遊べるように環境を整えたり、「やってみたい」という気持ちを大切に創造的に遊べるきっかけを作ったり、人と人がつながるように橋渡しをするのが仕事です。時に一緒に遊んだり、話し相手にもなりながら、全ての子どもがいきいきと遊び育つことが出来るように関わっています。
土や木、花などの自然に、鑑賞するだけでなくじかに触れてじっくりと遊ぶ。知らない子といつの間にか一緒に遊んでいる。大人も居合わせた人と会話を楽しむ――こうした経験は、普段公園に行っても意外となかったりしますよね。こどもの森でなら、できるんです。遊びに来てみませんか。
※こどもりもりvol.25(2019年4月発行)に掲載のコラムを、編集の上転載しています。