クギさしに、年齢は関係ない!

2018年1月9日

五寸クギ(約15センチの太い釘)を地面に勢いよく投げて刺し、
他の釘を弾き飛ばす勝負遊び「クギさし」。
先日、そのクギさしをめぐり、こんなドラマがありました。

娘に誘われ、クギさしにチャレンジするお父さん。
挑戦する相手は、前回のクギさし大会チャンピオンの男の子。

果敢に挑戦するも、結果は、敗戦。
「きみすごいな~。やるじゃん!」
「あんまりやったことないわりには、上手だったよ!」
健闘を称えあう2人。
年齢の壁を超えた、男と男の熱い友情が生まれました。

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今の子どもたちは、お金で強いアイテムを買う遊びや、バーチャルな世界での勝負には親しんでいますが、
スポーツ以外で生身の誰かと戦う経験はあまりありません。
クギさしは、力の強さや体格といった、自分自身ではどうしようもない条件に左右されない、
クギ一本を「投げる」技術を磨くことでしか強くなれない遊び。
あくまで遊びではありますが、子どもたちは本気の闘志を燃やして練習し、勝負しています。
勝っても敗者を気遣うこと、負けても気持ちを立て直すことを経験のなかで学んでいます。

もちろん、五寸釘は扱い方によっては、自分や他人を傷つける凶器にもなりえます。
危ないからこその「作法」を身につけながら、こういう遊びを続けていってほしい。
そのために、「絶対にしてはいけないこと」も伝えながら、プレーリーダーも知恵をしぼって、
一番いいやり方を考えつづけています。

毎月第4日曜日には、クギさしの大会を開催しています。
お子様だけでなく、保護者の皆様も、奮ってご参加ください!

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