さんぽする日常。
2016年10月1日
毎週、憩いの森にさんぽするようになって、季節は春から夏、秋へとめぐりました。
蚊に悩まされたり、雨続きで思うように実施できなかったり…いろいろありましたが、
続けて参加している子どもたちの心のなかには、いろんなものが積み重なっているのを感じます。
あれっ、こないだと様子が違うね、という顔をしたり、
新しい発見を教えてくれたり。
大人と一緒になって「秋だねえ」「そだねえ」と語り合う姿にくすっと笑いながらも
こういう時間のステキさを、改めて思うのです。

おっ、柿だ
どこかに急ぐ途中でない、ただ一緒に歩くだけの時間。
普段は見過ごしてしまうところに、小さな季節の変化や、
これなんだろう?どうしてだろう?という不思議のタネをたくさんみつけること。
そして、見つけたものが、そのあとの遊びにつながっていくこと。
子どものすることは、すべてつながっている。
ひとつのことに反応して、さらに次へ、どんどん連鎖していく。
そんな様子を見るのもとても楽しい。

見つけた実を半分に切ってみた。いいにおい

スープに入れて、お料理

面白い虫、調べてみよう
さんぽには、スタッフが同行しますが、
植物やいきものの知識、遊び方を教えるのが役割ではありません。
スタッフだって、知らないことたくさん。それを一緒に面白がります。
ママたちが「きれい!」と目を輝かせたり、
「おもしろいね!」「それいいね!」と、子どもたちのすることを見つめること。
それを知っているママは、子どもと過ごす毎日が「さんぽ」になります。
さんぽに参加したママたちの感想には、こんなものがあります。
「普段はただ通り過ぎるところに、面白いものがたくさんあると気づいた。子どもと普段行く公園でも、見えるものが違ってきました」
「ただのんびり歩くこと、考えてみたらやったことがなかった。いとおしい時間です」
「実家に帰省したとき、家のまわりで子どもと『さんぽ目線』で歩いてみたら、いろんな生きものを見つけた。こんなにいろんな生きものがいるなんて、今まで知らなかった!」
「遊ぶっていうと、すべり台やブランコを思い浮かべていたけれど、森の中を歩く子どもたちは、完全に遊んでいました。目からウロコ!」
過ごしやすい季節になりました。歩きながら、いろんなものを拾う遊びが楽しくなる頃です。
原則毎週金曜日、10時に子どもの森を出発します。一緒に出かけませんか。
待ってまーす。

たくさん遊んだら、絵本の時間だよ
※10月7日は「さんぽスペシャル」として、城北中央公園まで歩きます(詳細はコチラ)。いつものさんぽはお休みです。